複層ガラスの「製造」「交換」「修理」から「直販」「取り付け」まで一貫したサービスを高品質にてご提供致します。

エミネントペアW(後付断熱ペアガラス)

ビルを活かす窓

エミネントペアW

リノベーション新提案。

実用新案登録 登録第3208073号 技術評価書 評価「6」

後付け 断熱ペアガラス

ビル用内窓

窓ガラスの断熱・遮熱効果を高め、
既存ビルの省エネ化を実現。

エミネントペアWの優れた特長Features

実用新案登録 登録第3208073号 2016年9月30日

技術評価書 評価「6」を認証 2017年11月1日

国土交通省新技術情報提供システム 「 NETIS 」に登録。
「 後付断熱ペアガラス据え付け工法 (エミネントペアW ) 」
登録NO.TH-170012-A

宮城県名取市ものづくり企業等新技術・新製品開発支援事業補助金制度 採択
2016年8月17日 名取市指令第1362号

エミネントペアWの優れた特徴

後付け方式の断熱ペアガラス「エミネントペアW」は画期的省エネ窓です。

多種多様の窓に取付可能※引き違い窓を除く
アタッチメント付ペアガラスを専用留め具で固定するため形状の違いがあっても開閉を妨げません。
既存ビルの高効率化に貢献
断熱性能や遮熱効果に優れ、光熱費のランニングコストを抑えます。
工事費の大幅コストダウン
足場不要でビル既存サッシフレームに室内より取付けができるため取り付け工事が短時間で完了。工事時期も選びません。
ペアガラスの10年保証
10年保証のため安心してご利用いただけます。
安全・安心
合わせガラスや飛散防止フィルムを使用する事により、大型台風・竜巻などの強風での飛来物によるガラスの破損・飛散を防止し、室内の安全・安心を確保します。また、防犯にも高い効果が得られます。(オプション)

このような施設に最適 長時間冷暖房エネルギーを使う施設に最適

エミネントペアWの技術的特長につきまして

01 先進性・独創性

従来製品及び施工方法は、サッシカバー工法が一般的でありました。本製品(新製品)と従来製品を施工チャート図で比較致しました。ビル周りの外部足場不要、既存サッシ・ガラス撤去廃棄不要、新規サッシ取付シーリング・新規ガラス取付シーリング不要、ガラスサッシ内外クリーニング不要と従来品との比較では、施工工程数が70%省略致します。

既存サッシ・ガラス窓にアタッチメント付ペアガラスを樹脂製専用固定具で室内側の窓障子に取り付けできる画期的な工法です。

施工比較チャート図
新製品「後付内窓工法」
新製品「後付内窓工法」の施工チャート図
従来品「サッシカバー工法」
従来品「サッシカバー工法」の施工チャート図

02 省エネルギー性

建物の窓ガラスは
建物の単板窓ガラスの特徴は冬部屋の暖房熱が半分は窓から逃げて(約48%)、夏は窓からの放射熱(約71%窓ガラスより入り込む)で室温は高温になる。本製品エミネントペアWで窓を改善することで約70~80%の改善が図られます。(アタッチメント付ペアガラスLOW-E3-A10-FL3使用)改善が図られたことで窓からの冷輻射熱、放射熱が断熱され快適空間となります。室温を決めるのは体感温度と言われております、窓の断熱性能が上がれば体感温度は優しく感じることでエアコン設定温度は3~5℃変えることに繋がります。開発プロセス2.2.2.の通年エネルジー消費率(ガスメーカー技術資料より)の資料より光熱費約30%節約の削減が可能となります。
断熱性能一般指標として
断熱性能一般指標として貫流率で表します、熱貫流率はJIS R 3107に基づいて求めた数値ですこの数値が小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能が高いことになります。
日射熱取得率は
日射熱取得率はJIS R 3106に基づいて求めた値で、ガラスに入射する日射を1とした場合の室内へ流入する熱量(直接透過するものと、一旦ガラスに吸収された後室内側に再放射されるもの和)の割合を示す数値です。この値が小さいほど日射熱軽減性能が高く冷房負荷を低減します。
遮蔽係数は
遮蔽係数は3ミリの厚さのフロート板ガラス(透明)の日射熱取得率(0.88η)を1とした場合の日射熱取得率の相対値です。この値が小さいほど日射熱の遮熱性能が高くなります。
紫外線透過率は
紫外線透過率は日射に含まれる紫外線がガラスを透過する比率です。ISO9050より求めた値です。

比較表から既存ビル窓の単板を後付け内窓(エミネントペアW)複層ガラスに改善することで
窓ガラスの断熱性能や遮熱効果の性能向上となり
冷暖房費ランニングコストダウンとなり省エネ効果が大きくなることがわかります。

比較表※データー算出(性能を示す一般的な値であり、性能を保証するものではありません)
窓ガラス断熱性能 <熱貫流率(W/㎡・K) 計算式:国立研究法人 建築研究所技術情報資料参照
ガラス構造可視光
透過率
日射
透過率
紫外線
透過率
遮蔽
係数
日射熱
取得率
熱貫流率
ガラスUg
(W/㎡・K)
熱貫流率
窓Uw
(W/㎡・K)
FL390.185.972.51.00 0.886.0 6.18
F4K89.684.168.70.99 0.875.9 6.18
FL589.282.365.60.97 0.865.9 6.18
FL688.780.662.80.96 0.855.8 6.10
エミネントペアW
LOW-E3-A10-FL3
78.751.126.0 0.680.60 1.93.17
エミネントペアW
LOW-E4-A8-FL4
78.750.225.1 0.670.66 1.93.17
エミネントペアW
LOW-E5-A6-FL5
78.747.823.0 0.660.58 2.53.54
エミネントペアW
LOW-E5-A8-FL5
78.747.823.0 0.660.58 1.83.33
エミネントペアW
LOW-E6-A6-FL6
78.747.822.7 0.640.56 2.53.54
エミネントペアW
LOW-E6-A6-FL6
ガス入り
78.747.822.7 0.640.56 1.93.17

03 省資源性・リサイクル性

省資源性
既存サッシ・ガラスはそのままで室内側から窓にアタッチメント付ペアガラスを張り付けるのとで既存サッシ・ガラスの撤去廃棄の必要がありません。
リサイクル
サッシ、ガラスをリサイクル品として分別可能です。

04 市場性・経済性

1.市場性

既存ビルの省エネルギー対策市場は、国の助成金制度の踏まえてこれからの市場と考えております。また本製品は、施工費の大幅削減を実現しており経費面と省エネルギー効果の2つの優位性を掲げ、店舗、会社社屋、ホテル、老人ホーム、病院等を対象に省エネルギー推進に期待が持てます。

新技術「後付内窓断熱
ペアガラス据付工法」
従来技術「サッシカバー工法」 備考窓寸法確認(採寸)
なし 外部足場設置 新技術は外部足場工事が
ないので転落事故は無い。
窓寸法確認(採寸) 窓寸法確認(採寸)
なし サッシ・ガラス撤去破棄処分
後付内窓断熱ペアガラス搬入 サッシカバー部材ガラス窓 搬入
後付内窓断熱ペアガラス取付 サッシカバー部材取付
なし サッシカバーシリコンシール
なし 窓ガラス障子取付
なし 窓ガラスシリコンシール
取付工事時クリーニング ガラスクリーニング
なし 外部足場撤去
なし 完了
2.経済性(上記工程比較表より)

製品施工後エネルギー消費なしで断熱性能を維持します。

  1. 外部足場不要
    足場経費なし
  2. サッシ・ガラス
    撤去ないので
    廃棄処分経費なし
  3. サッシ・ガラスの
    シリコンシール
    工事不要シール
    工事経費なし
  4. サッシ・ガラスの
    改めてのクリーニングが
    不要。
  5. 施工工程数削減の為
    工期日数削減。
  6. 既存ビル窓断熱改善
    工事施工
    経費大幅に削減。

工事費の大幅な削減と光熱費のランニングコストダウン。

05 環境保全性

  • 本製品工事で既存サッシ・ガラス撤去処分が無く廃棄物がでません。
  • 外部足場不要で高所作業が無いため落下事故がありません。
  • 本製品は取付後消費ゼロエネルギーで断熱性能を維持継続となり
    環境に優しい製品です。
  • 断熱効果が優れておりエネルギー効率を良くし二酸化炭素排出抑制に
    大きく寄与します。
  • 本製品の品質(ペアガラス)を10年保証です。

06 安全性

エミネントペアWにオプションとして合わせガラスや飛散防止フィルムを使用する事により、大型台風・竜巻などの強風による飛来物でガラスの破損・ガラス飛散を防止し室内の安全・安心を確保する。
防災に高い効果が得られます。

窓の改善効果Improvement effect

窓の改善は断熱に不可欠です。

部屋の熱の半分は
窓から逃げる

冬場に暖房などを使用しても、至る所を伝い、暖かさが逃げていきます。この窓から出て行く熱をいかに抑えるかが、暖房器具の効率をアップさせるための重要な要素です。

窓からの放熱で
室内は高温になる

複層ガラスを使用することで、夏の強烈な日射熱を軽減し、快適に過ごすことができます。また、家具やカーペット等の紫外線による劣化も軽減することができます。

室温を決めるのは「体感温度」です。

周囲の壁や天井、窓などの温度と室温の平均値が、人が実際に感じる「体感温度」となります。特に窓は、外の冷気に触れて冷えやすいため、室温が高くても、窓の冷えによって体の表面から熱が奪われて寒く感じてしまいます。夏期の場合はその逆の影響を受けます。

■窓ぎわの不快ゾーン(冷輻射)

不快ゾーン/快適ゾーン

単板ガラス(3ミリ)

複層ガラス(LOW-E3-A10-FL3)

■環境省推奨

・冬の(暖房の)適正温度(目安) [ 20℃ ]
・夏の(冷房の)適正温度(目安) [ 28℃ ]

エミネントペアW

環境省推奨の設定温度に無理なく近く設定可能

エアコン設定温度 1℃下げると 10%の節電効果
																					 エアコン設定温度 1℃上げると 13%の節電効果

上図から現状のエアコン設定温度を3度〜5度下げることが可能になる。
このことから、30%〜50%の省エネルギー効果になる。
例:光熱費年間1,000万円かかっていたら300〜500万のコストダウンに繋がる。
省エネ効果は、断熱性能や計算値・割合を基にして示したものでコストダウンを保証するものではありません。

仕様についてSpecification

仕様

エミネントペアWの仕様
仕様 :
専用止め具 樹脂PVC 塩化ビニール
アタッチメントペア
LOW-E3-A10-FL3 (熱貫流率2.0W/m2・k)
色  :
グレー
その他の色は応相談
カラーバリエーション参考

構造図

エミネントペアWの構造図 エミネントペアWの構造図

施工要領書の
ダウンロード

施工要領書はこちら

基本事項以降は、
お問い合わせいただければご提供いたします。

特許等、受賞歴、外部発表等Patent / Award history / External announcement

製品開発者のメッセージMessage

代表取締役 大久保 良一

代表取締役 大久保 良一

開発の背景及び目的

世界的に化石燃料からエネルギーシフトの意識が高まる中で日本でも継続した省エネルギー対策が取られております。国では低炭素社会に向けた新建物の対象に住宅・ビルを省エネルギー基準への適合を義務付ける方針を2020年まで行うと打ち出しております。

またNEDO(国立研究法人新エネルギー産業技術開発機構)では、ビルを中心とする業務部門のエネルギー消費は家庭部門より増加が著しいことからビルの省エネルギー性能を飛躍的に高める技術開発の実証を実施することを発表しております。新築ビルは省エネルギー対策は進められますが、既存ビル対策は方針が示されておりません。しかし既存ビルも同時に改善を進めることが必要であると思います。

建物の断熱性能を高める最も有効な方法は、窓の改善にあるのです。住宅向けの開口部窓の断熱製品は多く見られますがビル向けとなると専用対策製品がほとんどありません。更にビルサッシは、ガラスを内外からシリコンシでシーリング施工されており2階以上の階層の窓改善は外部足場が必要になります。

そのため工事費が高くなることや工期が長引くことまたビル用内窓が無かったこともありビル窓の改善が進まなかったのが現状ではなかったかと思います。

既存ビル窓断熱改修で省エネルギー化を促進するため当社考案の新製品後付内窓断熱ペアガラス据付工法「エミネントペアW」既存サッシ窓+アタッチメント付ペアガラスでダブルウインドウの開発を行いました。既存ビル窓は単板ガラスがほとんどで窓ガラスによる冷輻射熱・反射熱や日射熱遮蔽効果の改善・向上になるアタッチメント付断熱ペアガラスを樹脂製専用留め具で固定し開閉を妨げない、軸回転窓、縦辷り窓、オペレータ付排煙窓、嵌め殺し窓等取付可能な製品です。窓の断熱性能を高め冷暖房の経費削減ランニングコスト削減に大きく寄与します。また改善工事費の大幅な経費削減も実現します。

開発プロセス

先に揚げた背景から当社は、複層硝子の製造販売取付工事を行っており、一般住宅向けにサッシメーカーの樹脂製内窓の販売を通して、住宅用の内窓があるにもかかわらずビル用内窓が無いことに気づきました。住宅用サッシとビル用サッシの違いにありました。

軸回転窓、ワイヤーオペレータ付排煙窓連窓、嵌め殺し窓+縦すべり窓連窓等住宅ではほとんど使用しないサッシ窓、またガラスは内外シリコンシール施工です。

このことでビル用は開発が進まなかったのです。現場仕事を通してビルサッシの観察や形状、構造を調べ試行錯誤を2年間行ない新製品オリジナル本製品が完成致しました。

施工事例Construction example

※画像をクリックすると拡大します。

エミネントペアWの
パンフレットダウンロードは
こちら